読書感想文の簡単な書き方
夏休みの宿題の王道、読書感想文。
私は学生時代、最後まで手を付けられずにいました。
無理やりやらされるというのが大きいと思います。
それが今や、自ら本を選んで、感想文をブログに書くようになりました。
その経緯は長くなるのでさておき、本題です。
読書感想文をさっさと終わらせたい人は必読です。
感想文には3つのステップがあります。
- 本を選ぶ
- 本を読む
- 感想文を書く
それぞれを解説していきます(本は小説を選びます)。
繰り返しになりますが、対象は、読書感想文をさくっと片づけたい人です。
「読書感想文なんて面倒くさい!」という人向けに書いています。
「いや、自分はちゃんと書きたいんだ」と言う人は、以下の本がおすすめです。
感想はこちらです。
本を選ぶ
本の選び方で重要なのは、以下の3点です。
- 短い作品
- 読みやすい作品(現代に書かれたもの)
- 自分と共通点がありそうな作品
読みやすい本、感想を書きやすい本を選ぶのが、何よりも重要です。
短い作品は、読む時間の短縮に加えて、論点を絞れます。
つまり、感想文で書くポイントを絞ることができます。
長い作品になると、あらすじを書くだけで多くの文字数を使いますし(あらすじに多くを占めるのは、先生から良く思われない可能性があります)、どこを感想に書けばいいか迷ってしまいます。
その点、短い作品はおすすめです。
ですが、短いからといって昔の文豪の作品は注意が必要です。
言葉の意味がわからず、その都度、読書が止まっていては時間がかかります。
文豪の中で芥川龍之介の短編はおすすめですが、普段本を読まない人は現代の作品を選ぶのが無難です。
本を選ぶ際、本屋さんや図書館で、ぱらぱらと最初の方を読んで、「読みやすい!」と思った作品にしてください。
理由は、読むことに時間やエネルギーを取られすぎないようにするためです。目的は、本を読むことでなく、読書感想文を提出することですから。
また、自分と共通点がある作品は、世界観に入り込みやすいです。主人公が学生だと、その人物の気持ちに寄り添いながら、読み進めることができます。
傍観して読むよりも、主人公と同じように手に汗握る方が、感想が浮かびやすいです。
「そんな条件を満たす本なんてあるのか」という方向けに、一冊紹介しておきます。
短いし、読みやすいし、きっと共通点があります。
感想はこちらです。
ちなみに、作品を選んだら買ってください。
なぜかって?
来年もその作品で書くためです。
内容を把握しているので読むのに時間がかかりませんし、感想文の質も上がります。もちろん別の作品にチャレンジするのもありですよ。
本を読む
本の読む前に、準備しておくものがあります。
- 付箋:気になったところに貼る
- ノートとペン:思ったことを書く
- (電子)辞書:わからない言葉を調べる
付箋は小さいものでいいです。気になった文章の上の余白に貼るようにしてください。
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辞書は、調べる手間を考えると電子辞書がおすすめですが、なければ紙の辞書でもオーケーです。
私は高校生の時に電子辞書を購入して以来、10年以上同じものを使っています。
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準備が整ったら、以下に気を付けて、最初から読みましょう。
- 気になったところに付箋を貼る(貼ろうか貼らないか迷ったら貼ってください)
- 思ったことをノートに書く
- わからなかった言葉を辞書で調べる
感想文を書く
いきなり、提出用の原稿用紙に書くのはやめましょう。
書いているうちに別の書きたいことが浮かんだとき、書き直すのが面倒だからです。
できれば、提出する原稿用紙とは別の用紙、あるいはパソコン(ワードなど)で下書きするのをおすすめします。
下書きからは、以下の手順で行います。
- 下書き
- 読み直し
- 清書
- コピー
- 提出
まず、下書きについて。
付箋を貼ったところを読み返します。なぜ、そこに付箋を貼ったのか、考えてください。
自分の考えを書けそうなところはありませんか?
ノートも見直してみてください。
書き出しのきっかけは、必ずあります。
例えば、付箋を貼ったところが、主人公の親友のセリフだったとします。
嬉しかったのか悲しかったのか、驚いたのか怒りを抱いたのか。何かしらの感情を動かされたから、付箋を貼ったはずです。
嬉しかったのならなぜ嬉しかったのか、怒りを抱いたのならなぜ怒りを抱いたのか。
そして、自分だったらどうするかを考えます。
嬉しかったから自分も次からはこうしてあげたいとか、怒りを抱いたから絶対にこれはしてはいけないと気づいたとか。物語と自分をリンクさせます。
感情を動かされた内容について、どういう状況かを踏まえて書けば、あらすじはなくてもいいです。
まとめると、
- 付箋を貼ったところを読み直す
- なぜ、そこに付箋を貼ったのかの理由を考える
- その中で自分の考えを書けそうなものを絞る
- 自分だったらどうするかを考える
- ①付箋の内容②そこに貼った理由③自分の考えを書く
最後に、清書したらコピーを取っておくといいですよ。
提出した原稿用紙は戻ってこないことが多いです。
コピーした原稿用紙は、次に読書感想文を書くときの下地に使えます。