感動する文章より情報
記事を書いても、検索で上位に表示されず、全然読んでもらえない……。
そんな人におすすめです。私もその一人です。
本書には、
- 検索上位に表示される記事を書く方法
- 最後まで読んでもらえる文章を書く方法
- 読んだ人を行動に移す文章を書く方法
が、ストーリー形式で書かれています。
ストーリーの舞台は、集客に伸び悩んでいる温泉旅館です。
旅館の予約数を伸ばすために、サイトをどう変えるかがメインです。
GoogleやYahoo!で検索する人は、「感動する文章より情報を求めている」そうです。
検索ユーザーは検索したいわけではなく、自分の悩みや質問に関する答えがほしい
からです。
記事に必要なのは、
- 的確である
- 疑問や悩みを先回りしている
- 素早くわかる
- 見やすくわかりやすい
- 信頼できる
- どこよりも新しい
ことで、文章に必要なのは、
- 読みやすい
- 論理的である
ことだと言います。
文章は、情報を得るための手段にすぎないわけです。
参考になった考えは、
- 検索ユーザーは文章を読みたいわけではなく、情報を知りたいだけ
- 「この」「その」などの指示代名詞を減らせば、途中から読んでも意味が伝わりやすい
です。
600ページ以上ありますが、イラストが多いので読みやすいです。
本サイトの情報は私の感想
「いっちの1000字読書感想文」には、約7割の方が検索でこられます。
主な検索キーワードは、「本のタイトル」または「本のタイトル 感想」です。
「感想」というキーワードから、検索ユーザーは「どんな感想を持ったのか」という情報を欲しているのがわかります。
文章力より、感想の内容=情報が重要です。
悲しいですが、私の文章自体を読みたい人はいないわけです。
感想の内容が良ければ、他の感想も読んでいただけたり、読者になっていただけたりします。
ただ私は、読んでいただく方のために文章を書いているわけではありません。
前提は、
- 自分の考えを整理する
- 後になっても自分がわかるように記録する
ために書いています。
1について、頭だけで考えるより、書いた方が考えの整理になるので、書いています。
2について、未来の自分が読んでもわかるように書いています。
未来の自分は、本の内容や、読んだときの感想を忘れていますので、
わかりやすく、論理的に書かれている方が、内容や感想を思い出しやすいです。
結局のところ、本書の書き方が参考になります。
もちろん、読者の方にも役立った方がいいです。
本の内容より、読んだ感想を「情報」としてアウトプット。
本の内容は、私より上手にまとめる方が多くいます。
私の感想は、私しか書けません。
「情報」が、未来の自分や、読んでいただける方の役に立てるように、書きます。