いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『沈黙のWebライティング』の感想【感動する文章より情報】

感動する文章より情報

記事を書いても、検索で上位に表示されず、全然読んでもらえない……。

そんな人におすすめです。私もその一人です。

本書には、

  • 検索上位に表示される記事を書く方法
  • 最後まで読んでもらえる文章を書く方法
  • 読んだ人を行動に移す文章を書く方法

が、ストーリー形式で書かれています。

ストーリーの舞台は、集客に伸び悩んでいる温泉旅館です。

旅館の予約数を伸ばすために、サイトをどう変えるかがメインです。

GoogleやYahoo!で検索する人は、「感動する文章より情報を求めている」そうです。

検索ユーザーは検索したいわけではなく、自分の悩みや質問に関する答えがほしい

からです。

記事に必要なのは、

  • 的確である
  • 疑問や悩みを先回りしている
  • 素早くわかる
  • 見やすくわかりやすい
  • 信頼できる
  • どこよりも新しい

ことで、文章に必要なのは、

  • 読みやすい
  • 論理的である

ことだと言います。

文章は、情報を得るための手段にすぎないわけです。

参考になった考えは、

  • 検索ユーザーは文章を読みたいわけではなく、情報を知りたいだけ
  • 「この」「その」などの指示代名詞を減らせば、途中から読んでも意味が伝わりやすい

です。

600ページ以上ありますが、イラストが多いので読みやすいです。

本サイトの情報は私の感想

「いっちの1000字読書感想文」には、約7割の方が検索でこられます。

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主な検索キーワードは、「本のタイトル」または「本のタイトル 感想」です。

「感想」というキーワードから、検索ユーザーは「どんな感想を持ったのか」という情報を欲しているのがわかります。

文章力より、感想の内容=情報が重要です。

悲しいですが、私の文章自体を読みたい人はいないわけです。

感想の内容が良ければ、他の感想も読んでいただけたり、読者になっていただけたりします。

ただ私は、読んでいただく方のために文章を書いているわけではありません

前提は、

  1. 自分の考えを整理する
  2. 後になっても自分がわかるように記録する

ために書いています。

1について、頭だけで考えるより、書いた方が考えの整理になるので、書いています。

2について、未来の自分が読んでもわかるように書いています。

未来の自分は、本の内容や、読んだときの感想を忘れていますので、

わかりやすく、論理的に書かれている方が、内容や感想を思い出しやすいです。

結局のところ、本書の書き方が参考になります

もちろん、読者の方にも役立った方がいいです。

本の内容より、読んだ感想を「情報」としてアウトプット

本の内容は、私より上手にまとめる方が多くいます。

私の感想は、私しか書けません。

「情報」が、未来の自分や、読んでいただける方の役に立てるように、書きます。