いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

【野間文芸新人賞予想】第41回候補作発表(2019年)

野間文芸新人賞候補作発表

 2019年10月1日、野間文芸新人賞の候補6作品が発表されました。

 受賞作の発表は、2019年11月6日(水)です。

 以下、候補作と掲載誌をまとめます。

 

古谷田奈月『神前酔狂宴』

 『無限の玄/風下の朱』に続き、2回連続の候補です。

神前酔狂宴

神前酔狂宴

 

  感想はこちらです。

高山羽根子『如何様』

 初の候補入りです。『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』で2019年上半期の芥川賞の候補になりました。

小説 TRIPPER (トリッパー) 2019年 夏号 [雑誌]

小説 TRIPPER (トリッパー) 2019年 夏号 [雑誌]

 

 感想はこちらです。

千葉雅也『デッドライン』

 初の候補入りです。

新潮 2019年 09 月号 [雑誌]

新潮 2019年 09 月号 [雑誌]

 

 感想はこちらです。

宮下遼『青痣』

 第37回の候補作『無名亭の夜』に続いて、2度目の候補です。

 『青痣』は2019年の三島賞の候補にもなりました。

群像 2019年 03 月号 [雑誌]

群像 2019年 03 月号 [雑誌]

 

 感想はこちらです。

四元康祐『前立腺歌日記』

 第37回の候補作『偽詩人の世にも奇妙な栄光』に続いて、2度目の候補です。

前立腺歌日記

前立腺歌日記

 

 感想はこちらです。

李琴峰『五つ数えれば三日月が』

  初の候補入りです。同作品で2019年上半期の芥川賞の候補になりました。 

五つ数えれば三日月が

五つ数えれば三日月が

 

 感想はこちらです。

受賞予想は、古谷田奈月『神前酔狂宴』

 受賞作を○△×で予想しました。

 つまらないと感じた作品は、一作もありませんでした。

 2019年上半期の芥川賞よりもレベルが高いです。

  • 古谷田奈月『神前酔狂宴』:○
  • 高山羽根子『如何様』:△
  • 千葉雅也『デッドライン』:×
  • 宮下遼『青痣』:△
  • 四元康祐『前立腺歌日記』:△
  • 李琴峰『五つ数えれば三日月が』:×

 受賞予想は、古谷田奈月さんの『神前酔狂宴』です。

 ダブル受賞の場合は、△から一作と予想します。(一番熱を感じた、四元康祐『前立腺歌日記』を推します)

 どの作品も楽しめるので、読み比べていただければと思います。

 

 第41回野間文芸新人賞の受賞作発表の感想はこちらです。