野間文芸新人賞候補作発表
2019年10月1日、野間文芸新人賞の候補6作品が発表されました。
受賞作の発表は、2019年11月6日(水)です。
以下、候補作と掲載誌をまとめます。
古谷田奈月『神前酔狂宴』
『無限の玄/風下の朱』に続き、2回連続の候補です。
感想はこちらです。
高山羽根子『如何様』
初の候補入りです。『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』で2019年上半期の芥川賞の候補になりました。
感想はこちらです。
千葉雅也『デッドライン』
初の候補入りです。
感想はこちらです。
宮下遼『青痣』
第37回の候補作『無名亭の夜』に続いて、2度目の候補です。
『青痣』は2019年の三島賞の候補にもなりました。
感想はこちらです。
四元康祐『前立腺歌日記』
第37回の候補作『偽詩人の世にも奇妙な栄光』に続いて、2度目の候補です。
感想はこちらです。
李琴峰『五つ数えれば三日月が』
初の候補入りです。同作品で2019年上半期の芥川賞の候補になりました。
感想はこちらです。
受賞予想は、古谷田奈月『神前酔狂宴』
受賞作を○△×で予想しました。
つまらないと感じた作品は、一作もありませんでした。
2019年上半期の芥川賞よりもレベルが高いです。
- 古谷田奈月『神前酔狂宴』:○
- 高山羽根子『如何様』:△
- 千葉雅也『デッドライン』:×
- 宮下遼『青痣』:△
- 四元康祐『前立腺歌日記』:△
- 李琴峰『五つ数えれば三日月が』:×
受賞予想は、古谷田奈月さんの『神前酔狂宴』です。
ダブル受賞の場合は、△から一作と予想します。(一番熱を感じた、四元康祐『前立腺歌日記』を推します)
どの作品も楽しめるので、読み比べていただければと思います。
第41回野間文芸新人賞の受賞作発表の感想はこちらです。