第167回芥川賞候補作発表
2022年6月17日(金)、芥川賞の候補5作品が発表されました。
受賞作の発表は、7月20日(水)です。
以下、候補作と掲載誌をまとめます。
小砂川チト『家庭用安心坑夫』群像6月号
初の候補入りです。
同作で群像新人文学賞を受賞しました。
感想はこちらです。
鈴木涼美『ギフテッド』文學界6月号
初の候補入りです。
高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』群像1月号
第165回の候補『水たまりで息をする』に続き、2度目の候補です。
感想はこちらです。
年森瑛『N/A』文學界5月号
初の候補入りです。
同作で文學界新人賞を受賞しました。
感想はこちらです。
山下紘加『あくてえ』文藝夏季号
初の候補入りです。
感想はこちらです。
受賞予想
このページで受賞予想いたします。
しばしお待ちください。
候補作はすべて女性作家とのことです。
それ自体は全く問題ないのですが、五大文芸誌の「すばる」と「新潮」からは候補作が出ていません。高瀬隼子さんはすばる文学賞でデビューしてるので、半分「すばる」枠としても(いいのか?)、「新潮」からは候補作が出ていません。
新潮枠として、岡田利規さんの『ブロッコリー・レボリューション』(新潮2月号)を候補作に入れてほしかったです。三島賞を受賞したことですし。
前回までの芥川賞の予想結果
第166回:砂川文次『ブラックボックス』当たり
【芥川賞予想】第166回芥川賞候補作発表、掲載誌まとめ(2021年下半期)
第165回:李琴峰『彼岸花が咲く島』当たり、石沢麻依『貝に続く場所にて』はずれ
【芥川賞予想】第165回芥川賞候補作発表、掲載誌まとめ(2021年上半期)
第164回:宇佐見りん『推し、燃ゆ』はずれ
【芥川賞予想】第164回芥川賞候補作発表、掲載誌まとめ(2020年下半期)
第163回:高山羽根子『首里の馬』当たり、遠野遥『破局』はずれ
【芥川賞予想】第163回芥川賞候補作発表、掲載誌まとめ(2020年上半期)
第162回:古川真人『背高泡立草』当たり
【芥川賞予想】第162回芥川賞候補作発表、掲載誌まとめ(2019年下半期)
第161回:今村夏子『むらさきのスカートの女』当たり