本の内容を忘れてしまう人に
読んだ本の内容を覚えている人ってうらやましいです。
私は、本を読んでしばらくしたら、内容を忘れてしまいます。
著者の山口さんは、その解決には「忘れてもよい仕組み」をつくる必要があると言います。
人は、本を読んでも必ず内容を忘れます。(中略)解決する方法はひとつしかありません。それは「忘れてもよい仕組み」をつくることです。
(中略)
具体的には、本を読んで重要だと思われた箇所をデジタルデータとして転記し、いつでも検索して確認できるようにしておくのです。
データを記録しておけば、忘れても、検索して思い出せるというわけですね。
転記先はなんでも構わないのですが、もし1点だけ「これは絶対」という条件があるとすれば、それは「後から精度の高い検索ができる」という点です。
山口さんは、検索のしやすさの点から、Evernoteに記録しているそうです。
一方で検索のしにくさから、紙のノートへの記録はやめたそうです。
ちなみにこのサイトには、検索スペース(スマホは下、パソコンは右)がありますので、本の内容や感想を思い出したいときに活用できます。
山口さんが記録するのは、3つです。
- 面白かった箇所
- ビジネスや実生活へのヒントや思いつき
- 具体的なアクション
面白かった箇所を単に書き写すだけでなく、
考えたことや行動を書くのが重要だそうです。
本を読んでも内容を忘れてしまう人、仕事につなげる読書法を知りたい人におすすめです。
仕事につなげる読書法
読んだ本を、ビジネスや実生活に活かすには、抽象化が必要だと山口さんは言います。
抽象化とは、細かい要素を捨ててしまってミソを抜き出すこと、「要するに○○だ」とまとめてしまうこと。
(中略)
次は抽象化によって得られた仮説をビジネスや自分の人生に当てはめ、どのようなことがいえるかを考察してみます。ここでポイントになるのが、具体的な行動にまで落とし込んで考えてみることです。
(中略)
抽象化を行わずに本を読んでいると、どういうことになるでしょう? 単なる「物知り」になるだけです。
読書を仕事につなげるには、
- 本の内容を抽象化
- 仕事に当てはめて考える
- 行動する
という流れでしょう。
このサイトの記事構成は、
- 重要部分の要約(抽象化)
- 感想(行動)
です。
感想は私の考えなので、読んでいただく方のためになっているかはわかりません。
ですが、その本を読んだときに自分がどう思ったか、後で検索できるようにしておくため、書き続けます。
抽象化せずに本を読んでいると「物知り」になるそうです。
それはそれで、会話のネタに困らないし、そういう人に憧れますが、私には難しそうです。
本の内容を忘れてしまうからです。
調べた言葉
- 博覧強記:広く物事を見知って、よく覚えていること
- 虚心坦懐:心にわだかまりがなく、気持ちがさっぱりしていること
- 通暁:ある物事について非常にくわしく知っていること