いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『14歳からの読解力教室:生きる力を身につける』犬塚美輪(著)の感想【たくさん読む以外の方法】

たくさん読む以外の方法

読解力をつけるにはどうすればいいのか。

そう思うきっかけがありまして……

先日、とある小説で、私は読み間違いをしました。

「グループホーム入居」を「病院入院」と勘違いし、読んでいました。

物語上は、大した違いではありません。

しかし、グループホーム入居と病院入院では、受け手の印象が違います。

本を感想を書いてる人間にとって、読み間違いは致命傷です。

間違った情報発信につながるからです。

正しい情報発信のためにも、読解力をつけたいと思い、手に取りました。

本書を選んだのは、一番読みやすそうだったからです。

「14歳からの読解力教室」というタイトルに惹かれました。

「単に無理やり読むこと」が読解力を向上させるかというと、それはちょっとビミョウです
(中略)「本をたくさん読む」のではないアプロ―チで読解力を鍛える、そうすると、読んで分かるようになる、分かるようになるともっと知りたくなる、本を読みたいというルートで読解力を高めることを考えましょう。

  1. 「本をたくさん読む」のではないアプローチで読解力を鍛える
  2. 鍛えた読解力で、読んで分かるようになる
  3. 分かるようになると、もっと知りたくなる
  4. もっと本を読みたい

結果的に読解力もアップ、というわけでしょう。

では、「本をたくさん読む」のではないアプロ―チとは、どういうものでしょうか。

読解力を向上させる6つの方略が、紹介されています。一部抜粋します。

  1. 基本的な読み方コントロール:分からないと思ったら何回か読んでみる
  2. 明確化:指示語をはっきりさせる。あいまいな表現を言い直す。
  3. 要点把握:大事そうなところを見つける。流れを図にする。
  4. 理解チェック:分からないところはどこか考える。
  5. 構造注目:接続詞に注目して話の流れを捉える。まとまりを作って整理する。
  6. 知識の活用:知ってる内容と結びつける。同じところと違うところを考える。

本を読むときに、上記6つの方略を使うことで、読解力を高めます。

1から6についての、私の反省点(できてなかったところ)を挙げます。

  1. 分からないところは読み飛ばしてた
  2. あいまいな表現はスルーしてた
  3. 流れを図にしてなかった
  4. 分からないところ自体を考えてなかった
  5. 接続詞に気を配ってなかった。まとまりを作って整理してなかった
  6. 知ってる内容と結びつけてなかった

反省点を挙げたところで、今後どうしていくか。

  1. 分からないところを読み飛ばさず、少しは粘る
  2. あいまいな表現をスルーせず、少しは粘る
  3. 流れを図にするのは、正直面倒
  4. 分からないところを読み飛ばさず、何が分からないのか考える
  5. 接続詞に注意する。まとまり作って整理は、正直面倒
  6. 知ってる内容を結びつけるのは難しそう

読解力をつけるために、私の場合は、本の内容をわかろうとする努力が一番必要だと感じました。

わかろうとしてもわからないときは、

  • なにがわからないのか
  • どうしてわからないのか
  • どうしたらわかるようになるのか、それは私にできるのか

を考えてみるようにします。