苦しみを楽しみに変える
ストーリーが独立しているので、1や2を読んでいなくても楽しめます。
主人公は、OLです。
もし、私があと五歳若かったら、小さな努力を積み重ねながら人生を変えていくことができたかもしれない。
もう遅いと諦め、一発逆転を狙います。
占い師から、象の銅像(ガネーシャ像)を薦められ、24万で買います。
残念ながら、その象の置物は偽物でした。
見かねた本物のガネーシャが、主人公に会います。
主人公は、ガネーシャの教えを実行していきますが、その一つに断食がありました。
苦しみが伴います。ガネーシャは、苦しみを変える方法を教えます。
苦しみを乗り越えたとき手に入れられるもんを、できるだけたくさん紙に書き出す。そんで、それを手に入れてる自分を想像するんや。そうすれば、今の苦しみは、将来の楽しみを手に入れるための必要な条件になる。
- 苦しみの先(断食したら何を得られるか)を想像し、
- それを手に入れるために今の苦しみが必要だと受け入れる
ということです。
なるべく苦しい思いはしたくありません。
苦しみから逃げても幸せだと思える人に、本書は不要です。
- 苦しみから逃げて後悔している人
- あのときやっておけばと昔を思い返す人
- 苦しみの先にある喜びを味わいたい人
におすすめです。
ガネーシャの教え
本書から教えを抜粋します。
- 必要のないものは捨てる
- 苦手な分野のプラス面を見つけて克服する
- 目標を誰かに宣言する
- うまくいっている人のやり方を調べる
- 一度自分のやり方を捨て、うまくいっている人のやり方を徹底的に真似る
- 空いた時間をすべて使う
- 合わない人をホメる
- 気まずいお願いごとを口に出す
- 今まで避けてきたことをやってみる
- 自分の仕事でお客さんとして感動できることを見つける
- 一度儲けを忘れてお客さんが喜ぶことだけを考える
- 自分の考えを疑ってみる
- 勇気が必要なことを一つ実行する
- 優れた人から直接教えてもらう
- 一緒に働いている人に感謝の言葉を伝える
- 自分で自由にできる仕事を作る
- 余裕のないときに、ユーモアを言う
- 目の前の苦しみを乗り越えたら手に入れられるものを、多く紙に書き出す
- 欲しいものが手に入っていく「ストーリー」を考え、空想をふくらませる
- 手に入れたいものを「目に見える形」にして、いつでも見れる場所に置いておく
- 自分流にアレンジする
太字は、私が重視したいことです。
ガネーシャは言います。
みんなが『頑張る人生』と『頑張らへん人生』の両方を経験した上で、好きな方選んだらええ思うねん
私は、「頑張る人生」を経験していません。苦しさの先にある喜びを、味わったことがありません。
「頑張る人生」を経験したい人は読んでみてください。
パート1の感想はこちらです。
パート2の感想はこちらです。