結婚に不安や迷いがある人に
結婚に迷う理由は何ですか?
- お金がないから
- 仕事をしていないから
- いい相手を探しているから
それでも結婚しましょう、と著者のえらいてんちょうさんは言います。
なぜでしょうか。
結婚することで、
- 社会的ステータスが上がるから
- 給料が上がったり、仕事から早く帰れたりと、周りから配慮してもらえるから
- 生活費を削れるから
社会的に信頼を得られたり、節約もできたりと、メリットは多いと言います。
とはいえ、結婚しないと強く決めている人は、本書を読んでも、結婚したいとはならないと思います。
結婚はしたいけど何かしら不安がある人、結婚に迷っている人におすすめです。
結婚相手は不快でないこと
どんな人と結婚すればいいのでしょうか。
もっとも大事なことは「一緒にいて不快ではないこと」です。顔、声、話し方、雰囲気、匂い、そういったあらゆることを好ましいと思えるか。
恋愛感情は時間とともに変動するので、重視しない方がいいと言います。
恋愛感情を重視すると、「途中で愛がなくなった」という悲劇が起こるそうです。
価値観やモノに対する考え方を基準において、「いかにうまくやっていくか」ということを念頭に加点方式で計算していけば、そうそうダメになることはありません。
恋愛感情よりも、価値観やモノの考え方の基準が合っていることが大事のようです。
となると、サブタイトルの「恋人と結婚してはいけません」は、言い過ぎかもしれません。
恋人として付き合って、
- 不快ではないか
- 価値観やモノに対する考え方は合っているか
を確かめた上で、結婚するのが一番だと感じました。
結婚生活を快適に過ごすコツ
結婚すると、必然的に一人の時間は減るでしょう。
一人暮らしだった人は特に、少なからずストレスを感じるはずです。
そうしたストレスを最小限にするには、
相手に『やってもらって当然なこと』はできるだけ少なくする
ことが、必要だそうです。
やってもらって当然という態度は、相手をイラつかせてしまいます。
「そうでないと困るほうがやる」というのが基本です。
相手は困ってないからやらないのだと仮定し、自分は困るから自分がやる。
掃除も洗濯も、なんだか心理戦みたいです。
いずれにせよ、自分の価値観やモノの考え方を押し付けるのは控えるべきでしょう。
だからこそ、価値観や考え方が近い人と結婚するのが良い、ということですね。
夫婦はわかり合わなくてもいい、けなし合わなければいいのです。
- 趣味が違っても、好みが違っても、相手の大切なものをけなさないこと
-
相手を機嫌よくさせておくこと
肝に銘じておきたいです。