変われないのは実践しないから
本を読んで成功する人としない人がいるのはどうしてか?
と、DaiGoさんは問います。
答えは簡単です。
ほとんどの人が学んだことを実践しないからです。
実行に移さないと意味がないというのは、痛いほどよくわかります。
私も、本を読んでも、なかなか実行に移せません。
やった方がいいことでさえ、続かないこともあります。
読んだ直後、さっそく取り入れよう!と思うのですが、
何もしないまま時が過ぎ、忘れてしまいます。
その点、本書は実践しやすいです。
「AすればBになる」の形式なので、
Bになりたいなら、Aを実践すればいいのです。
参考になったのは、
- 陰口を言われたら、あなたの勝ち(一目置かれている証拠)
- クレーム対応では、社員の立場と個人の立場を切り替える
- タイトルに相手の名前を入れると、メールの開封率が上がる
- 場所を変えれば、誰でも一番になれる(感想を1000字に絞ったことで、「1000字 感想」で検索するとこのブログは2番目に表示される)
- 五分の瞑想で、イライラが解消される(5分間動かず、呼吸に全神経を集中)
です。このようなルールが52あります。
大事なのは「知っていること」ではなく、「実践していること」なのです。
学んだ知識を実践したいけど、実践できていない人におすすめです。
陰口を言われたら勝ち
陰口を言われてたら、気分を害しますし、怒りを覚えます。
ですが、DaiGoさんは、陰口を言われたら勝ちと言います。
陰口を言うのは、あなたに対して脅威を感じている証拠です。
陰口の裏には「嫉妬」という感情がありますが、これもあなたを評価している証拠になります。(中略)「嫉妬」という感情は、自分と対等か格上の相手にしか覚えない感情です。
(中略)
悪口や陰口は、むしろ自分が優れている証拠ですから、喜んでいいのです。
陰口を言う人は、陰口の対象にコンプレックスがあるそうです。
だから陰口を言われても、「あの人は私にコンプレックスを抱いているんだな」と大きく構えようと思います。
個人的には、陰口を告げ口してくる人が苦手です。報告してくれなくていいのに……。
クレーム対応では社員と個人の立場を切り替える
クレーム対応の手順です。
- まず社員の立場で説明
- 納得してもらえない場合は、個人の立場に切り替えて説明
個人の立場とは、
「お客様のおっしゃることはもっともですし、私も当社の対応は酷いと思います。私、今から上司に掛け合ってきます」と。「一緒に戦う仲間」という仮面をかぶり、お客様とともに会社と戦うように演出するわけです。
実際には上司に掛け合わなくてもいいと、DaiGoさんは言います。
一緒に戦う姿を相手に見せることが、重要だというわけです。
調べた言葉
懐柔:うまく手なずけること