疲れたときに楽に見れるアニメ
疲れて何もしたくないとき、
何をするかという問題があります。
寝るにはまだ早いし、
本を読む気力はない。
見たいテレビもなければ、
映画やドラマを見るのは疲れてします。
そんなときにおすすめなのが、このアニメです。
理由は大きく2つです。
- 異世界ものなので、現実を感じにくい
- 目標に向けて頑張らないのが、人間らしい
まず1点目について、
現実世界が描かれるのは、冒頭の数分のみです。
- 田舎に住む引きこもりの主人公が、ゲームを買いに部屋を出る
- 帰り道、女子高生がトラックにひかれそうになるのを、主人公が身を投げ出して助け、代わりに死ぬ
主人公は、女子高生を助けるために死んだのですが、
その女子高生はトラックにひかれそうだったわけではありません。
トラクターが近くを通っただけでした。
トラックにひかれると勘違いした主人公が飛び出して、トラクターにまきこまれたかというと、そうでもありません。
死因は、トラックにひかれたわけでも、トラクターにまきこまれたわけでもなく、
ただのショック死でした。
そんな理由で、主人公はヒロインの女神とともに、異世界へ行きます。
異世界では、魔王を倒すと、どんな願いでも叶い、異世界から抜け出すことができます。
魔王討伐の目標を掲げた主人公と女神でしたが……
その目標に向けて頑張りません。
それがおすすめの理由の2点目です。
その日暮らしのすばらしさ
異世界の街は、のどかで、魔王の気配を感じません。
一文無しの主人公と女神は、寝る場所と食べものを確保するため、土木作業をします。
ツルハシで地面を掘ったり、
重いものを運んだり、
壁をペンキで塗ったり。
そして仕事終わりには、
風呂に入り、
酒を飲み、
肉を喰い、
馬小屋で寝る。
そんな一日を繰り返します。
魔王を倒すという目標があるのですが、
労働者の一日を繰り返しているさまが、なんとも楽しそうなのです。
なぜ現実のような労働をしているのが、そんなに楽しそうなのか。
仕事を精いっぱい頑張り、一日に満足感を得ているからでしょう。
少しでも楽しようとか、早く切り上げようとかは、感じられません。
馬小屋でわらの上に直接寝ていたのが、シーツを引き、毛布をかけることができる。
それで満足感を得ることができる。
ああいいな、と思いました。
やっていることは、社会人の生活です。
出勤し、仕事をし、退勤する。
私は、仕事終わりの時間を多く確保するため、早く退勤したいと思っています。
主人公と女神にそんな考えはありません。一生懸命働き、その生活に満足感を得ます。
それができるのがうらやましい。
一生懸命生きて、その生活に満足する。
そんな生き方ができたらいいなと、本当に思います。