いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』の感想【デジモン初代好きにも楽しめる】

デジモン初代好きにも楽しめる

私はデジモン世代です。

  • 携帯ゲーム
  • アニメ(初代、02)
  • プレステのゲーム

を通ってきました。

そんな私でも、楽しめました。

本作は、2020年に上映された作品です

主人公は、大学生になっています

周りは就職が決まったりしますが、主人公にやりたいことはありません。

主人公たちのデジモンは、現実世界で生活しています。

しかし、大人になったとき、パートナーだったデジモンは、人間のもとを離れてしまいます

主人公も、例外ではありません。

パートナーのアグモンが、主人公のもとを離れてしまいます。

人間とパートナーデジモンが、一緒にいるにはどうすればいいか

それを研究した人間がいました。

研究者は、現実世界とは別のバーチャル世界で、人間とデジモンが共生できるようにしました

代償は、現実世界の人間が意識を失うことです。

  1. 現実世界で大人になるとパートナーデジモンを失う
  2. バーシャル世界ではパートナーデジモンと一緒にいられるただし現実世界の人間は意識を失う

1に対処した方法が、2です。

2だと、現実世界の人間が、意識を失うことになります。

主人公は葛藤します。

デジモンと一緒にいたいけど、意識を失いたくはない。

中には、意識を失い、バーチャル世界に行ってしまう仲間もいます。

主人公は、バーチャル世界を作る研究者と戦う決意をします。

主人公の敵側(研究者側)にある正義(パートナーデジモンと一緒にいたい)も、わかります。

単なる悪役には思えません。

バーチャル世界に入った仲間やデジモンたちが、主人公の手を阻むのもいいです。

白熱したバトルになっても良かったです。

「主人公」VS「バーチャル世界に入った仲間たち」が、もっと見たかったです。

主人公が、バーチャル世界に一度入っても良かったかもしれません。

バーチャル世界に入り、主人公も子ども時代に戻ってパートナーデジモンと遊ぶシーンを入れたら、敵側の正義をより強固にできたでしょう。

映画『鬼滅の刃 無限列車編』で見る、温かい夢のような世界です。

パートナーデジモンを失うシーンは、やはり喪失感がありました。

現実世界で生きる選択をする。辛い選択に思います。

夢のような温かい世界なら、ずっと浸かっていたい。そう思ってしまうからです。

得る喜びより、失う悲しみの方が、後に引く気がします。

それでも主人公は現実で生きることを選ぶ。そういう人間でありたいですが、私には難しいかもしれません。

私には選択権がないだけで、温かい夢のような世界で生きることができるなら、そちらを選ぶ気がします。